三宝の製造工程について
三宝の製造工程について
全て職人による手づくりで行われる吉谷木工所の三宝製造工程についてご紹介します。
工程1:木取り
必要な寸法に分けて材料を切ります。木材を切る単位は寸や尺などの「尺貫法」。3.5寸~1尺1寸までの寸法で切り分けます。
工程2:切削・穴あけ加工
板にNC機械で穴を空け、超仕上げ鉋盤で表面にツヤを出します。手鉋と同じ機構を持つ超仕上げ鉋盤により美しい仕上げが可能です。
工程3:挽曲げ
板に溝を挽き、木材を曲げるための最重要工程。加工に最適な0.7mmの厚みだけを残すには熟達した職人技が必要となります。
工程4:組み立て(接合)
挽曲げで加工した檜材の両端を接着剤で接合し、乾燥させ形を馴染ませます。この工程で板だった材料が三宝の形状へと組み上がります。
工程5:サンディング・フチ裏取り
ディクスサンダーや円盤などで胴板の表裏にサンディングを行い、板面をフラットに研磨したり、置いた時の水平具合を調整します。
工程6:完成
仕上げた天板と胴板を接合し、検品して完成です。ここまでの工程で約8日間を要し、一つひとつ丁寧に三宝を仕立てていきます。